なにか書く

なにを書くかは決めていない

映画「トレインスポッティング」を見た

すっかり書き忘れていましたが、今月出来たばかりの扇町キネマで「トレインスポッティング」を見てきました。「トレインスポッティング」といえば、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と並び、我が青春の1作。実際に私が青春時代を過ごしたのは劇場公開よりも数年後のことになりますが、当時隆盛していたイギリスのロックと合わせて、イギリスに対する、また英語に対する関心を高めてくれました。

今さら「トレインスポッティング」についてなにを語ることがあるか。となりますが、とはいえちゃんと見たのは短く見積もっても10年以上前。はっきりと内容を覚えてはいませんでしたが、それでも一番最初のシーンを見たところから、すべてが懐かしく思い出されました。どうしようもない若者の現状と衝動と行動と反動とが描かれた作品ですが、内容がどうとかいう以上に、美術や音楽、映像の質など作品全体を通して、青春というものが表現されているように思えます。何の説明にもなっていませんが。

当時はスパッド、そしてあまりにも個性が強いベグビーがお気に入りでしたね。ロバート・カーライルは本作直後の「フル・モンティ」で有名で、その活躍も目にしていましたが、スパッドを演じたユエン・ブレムナーも定期的に作品に出ているようで、よかったです。そういえば「T2 トレインスポッティング」はまだ見ていません。見るのが怖いような気もしています。なんて思って早6年。

 

扇町キネマは、扇町の駅前に今月開院した医誠会国際総合病院、の一角を占める形でできた扇町ミュージアムキューブ、の一角を占める形で誕生しました。映画館として作られたというよりも多目的ホールの1つのスペースを使っているような感じなので、イスも含めて「映画館感」は正直あまりありませんが、それでも大きなスクリーンとスピーカーで過去の名作を見る体験には満足感がありました。なによりアクセスが抜群にいい。機会を見てちょくちょく行きたいなと思わせてくれるミニシアターでした。