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なにを書くかは決めていない

2018秋アニメ ファーストインプレッション

秋アニメも概ね第1話の放送が終わりました。全体的な感想としては、今期は紛うことなき当たりです。考えてみると、良作が数多くなくとも、飛び抜けて良い作品が2、3あるだけで私は豊作ないしは当たりと感じるようです。でも実際、毎週楽しみにできるような作品が2つでもあると生活に楽しみが増えるってもんですよね。今期はそういう作品に恵まれたということで、喜ばしい限りです。

では、ここではファーストインプレッションを「ほぼ間違いなく最後まで見る」「たぶん最後まで見る」「とりあえず様子見」「切った」に分けて書いていきます。

 

ほぼ間違いなく最後まで見る

  • うちのメイドがウザすぎる!・・・太田雅彦監督×動画工房による作品。アニメスタッフに詳しくない私でも太田監督はわかります。他のスタッフ陣も太田監督作品ではおなじみのメンツ。おもしろくないわけがないですね。原作は漫画(月刊アクション)。PVを見ただけだったので、まあ見られるでしょという程度の期待値でしたが、第1話は笑いっぱなしで、これまでアニメを見た中で一番笑ったかもしれません。また、作画が気合い入りすぎていて、最初のミーシャが部屋から飛び出て階段を降りるシーンなんかはぶったまげました。地味に階段を降りるときの足の開き方もすごくリアルで、素晴らしかったです。一気に今期最大の期待作となりました。
  • となりの吸血鬼さん・・・JKがすごい勢いで吸血鬼宅に押しかけて同居にまで持ち込むという驚愕のストーリーを日常系の空気で包み込んだ作品。原作は漫画(コミックキューン)。良くも悪くも山も谷もない日常系らしい雰囲気を醸し出しており、楽しみな作品です。絵がすごくかわいい。キャラの絵だけで言えば「うちのメイドがウザすぎる!」よりもこっちの方が好きかもしれません。吸血鬼のソフィーは、まあ富田さんですね。ガヴですね。灯役の篠原侑さんはまだ新人のようで、初のメインキャラみたいですが、かわいらしい声をしています。

 

たぶん最後まで見る

  • ゾンビランドサガ・・・アイドルを夢見る女の子が家を出た途端に車に轢かれてゾンビになってアイドルをやる話(意味わからん)。壮大な出オチでした。オリジナル作品。「サガ」って佐賀かよという。まったく意味はわかりませんが、見続けられそうです。本渡楓さん出演。思ったよりメインっぽくて嬉しかったです。絵の雰囲気的に一瞬「アニメガタリズ」を思い出しました。あと放送開始前にTwitterに投稿された動画で本渡さんが「あると思います」と言っていて上陸リスナーとしては爆笑しました。また、病気から復帰した種田さんも出演されていますが、復帰してからの写真を見るといつも思いますが、めちゃくちゃ綺麗で目を惹きます(作品とまったく無関係ですが)。
  • ゴブリンスレイヤー・・・最下級のモンスターであるゴブリンのみを退治することで上り詰めたゴブリンスレイヤーのお話。原作はライトノベル。こういうダンジョンものというのか、冒険ものというのか、ファンタジーというのか、これまであまり見たことがありません(「ダンまち」シリーズぐらいで)。ただ、キャスト陣が揃ってるなーという程度で見てみると、結構見られる作品でした。表現が気持ちのよいものでは決してないので、そういう意味では見づらい作品でもありますが。原作は未読で、まだそこまで展開がよく見えていないので、「とりあえず様子見」にするか少し迷いましたが、梅原さんも好きだし、この位置に置きました。たぶん最後まで見られると思います。
  • アニマエール!・・・チア部に入るぞと意気込んだものの入った高校にチア部がなかったので作ろうと奮闘する、というありがちなお話。原作は漫画(まんがタイムきららキャラット)。きらら作品らしく(と言いつつきらら読んだことないですが)害のない作品、というのが率直な感想です。毒にも薬にもならないというか。と書くとディスってるみたいですが、そういうアニメは私は嫌いではないので、悪くありません。「チア」を発音できずに「チェア」と言ってしまうというネタの繰り返しには閉口してしまいますが。基本、ネタのキレはいまいちです。

 

とりあえず様子見

  • 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない・・・他の人から見えなくなっていく元芸能人の先輩と、大きな事件を起こしたとされるも深層には異なるなにかがある後輩の間の話。原作はライトノベル。刺激的なタイトルで気にはなっていたものの、見る予定には入れておらず、録画もしていませんでしたが、なんとなくdアニメストアで見てみると、なかなか悪くなさそうです。思春期症候群というキーワードが出てきましたが、今後どう展開していくのか見てみます。
  • SSSS.GRIDMAN・・・記憶喪失になった高校生が、本人にしか聞こえないグリッドマンの声に導かれ、街を襲う怪獣に立ち向かう。原作は特撮。事前知識も仕入れず、見られるかどうか半々だなというぐらいの感じで見はじめましたが、悪くなかったです。最大の感想は、上田麗奈さん(新条アカネ役)がかわいい。特撮自体あまり馴染みがなく、原作は存在すら知りませんでしたが、アニメで表現するとこんな感じになるのかというちょっとした新鮮さがありました。見られそうな気がします。
  • 寄宿学校のジュリエット・・・いがみあっている寮のリーダー同士が恋仲になるというお話。原作は漫画(週刊少年マガジン)。ラブコメですが、コメ要素が弱いと感じました。第1話を見たところはそこまでおもしろいとは思いませんでしたが、関係性もできたところで、今後おもしろくなっていきそうな予感がします(感想を見ていると第1話ピーク説が結構あるみたいですけど)。少し期待しておきます。
  • ベルゼブブ嬢のお気に召すまま。・・・元天使の悪魔たちを統べるベルゼブブが主人公。原作は漫画(月刊少年ガンガン)。軽めのお話で、淡い独特な色使いをしています。大西さんがメインというだけで見たので、事前知識なしに見ましたが、なんとも判断が難しいですね。軽い話だし全体的にかわいらしいゆるゆるな雰囲気なので全然見られますが、別におもしろいというわけではない。まあとりあえず様子見ということで継続します。
  • RELEASE THE SPYCE・・・なんかよくわからんけどスパイっぽくないスパイの話。事前番組も見て第1話も見たけどいまいちよくわからんままでした。オリジナル作品。キャラ原案が「ゆるゆり」のなもり先生で、それが最大のモチベーションでした。これを見て「ゆるゆり」が好きなことを再確認しました。あんまりパッとしませんでしたが、どうでしょうか。とりあえず様子見といったところです。キャスト的には、メインのモモ役の安齋さんが初見で、どんな感じか楽しみにしていましたが、悪くないけど結構既視感のある声です(視ではないですが)。
  • やがて君になる・・・ガチ百合アニメ。原作は漫画(月刊コミック電撃大王)。まず最初の感想としては、背景のタッチが素晴らしく良い。背景にここまで際立った感想を持つのははじめてかもしれません。裏返しとして、キャラデザがあまり好みではないというのがあるんですが。侑役は高田さん。高田さんのこういう役を見るのははじめてです。追加キャストとして発表された小原さんも第1話からさっそく登場し、嬉しい限り。ただし、好きなジャンルでは決してないので(というかトライしたことがない)、とりあえず様子見でいきます。
  • 色づく世界の明日から・・・色覚を失った女の子が高校生の祖母に会いに魔法で60年前にタイムスリップする話。長崎が舞台。P.A.WORKS制作のオリジナルアニメ。こちらもさすが絵が素晴らしいですね。しかしなんというか、ストーリー的にあまりそそるものがない。本渡さんもメインで出演。とりあえず様子見で。
  • あかねさす少女・・・こちらも見る予定のなかった作品ですが、dアニメストアで視聴。事前情報ほぼゼロ、PVしか見ていない状態で第1話を見ましたが、設定はよくわからず。パラレルワールドものといっていいんでしょうか。別に切ってもいいかなとは思いますが、せっかくなので次までは見てみるつもりです。
  • ひもてはうす・・・3Dアニメ。そして私は3Dアニメが苦手。この時点で勝負あったという感じですが、次まではとりあえず見るつもりです。主人公のたえが友人のこころ宅に居候しにくるというのが第1話でした。収録はプレスコで行われており、キャラ間ではテンポの速い会話が交わされていますが、私は「テンポが良い」というよりも単に「詰められている」という印象を受けました。

 

切った

  • ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士・・・放送前のプレビューの段階で「たぶんダメだろうな」と書いていましたが、第1話を見てこれは見なくていいやつだと確信しました。まずセリフ回しの時点でダメでしたね。早めに手を打ちました。
  • 俺が好きなのは妹だけど妹じゃない・・・これは厳しい。なんとなくで放送開始前からストーリー自体に新鮮味はないんだろうなとは思っていましたが、話だけでなく絵もなかなかアレでした。正直、顔がめちゃくちゃというぐらいならまだよくて、Aパートが終わったあたりまではせめて次ぐらいまでは見るつもりでしたが、話が進むにつれてどんどん見る気がなくなっていきました。授賞式のネクタイの描写があまりにも適当で、気持ちが切れました。さらには主人公の祐役を務めるのは畠中祐さんですが、キャラに合っていないように感じました。今期はいい作品もありますので、別に見る必要がないと判断し、あっさり切りました。