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2023年に見た映画を振り返る

昨年あたりから意識的に映画を見るようになり、今年は映画館で延べ42本(厳密には映画館でないところでの上映や、旧作のリバイバル上映も含む)、配信やDVDなどで90本を見ました。これまでの人生で間違いなく一番映画を見た1年になりました。簡単に振り返ります。

# 作品 評点
1 2 5 バイオレント・ナイト 2.6
2 3 6 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 3.8
3 3 7 RRR 3.8
4 3 10 BLUE GIANT 4.0
5 3 25 ケイコ 目を澄ませて 3.6
6 3 28 エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 4.0
7 4 7 ザ・ホエール 3.5
8 4 26 ヴィレッジ 3.5
9 5 2 ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 3.2
10 5 6 THE FIRST SLAM DUNK 3.5
11 5 10 福山市長に1日密着してみた 2.0
12 5 10 食人族 3.5
13 6 16 忌怪島/きかいじま 2.2
14 6 16 M3GAN/ミーガン 3.8
15 7 7 Pearl パール 3.8
16 7 9 先生!口裂け女です! 2.5
17 7 14 君たちはどう生きるか 3.5
18 7 19 ヴァチカンのエクソシスト 3.5
19 7 21 ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 3.8
20 8 9 劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100 3.2
21 8 11 ミンナのウタ 3.2
22 8 18 ブギーマン 3.2
23 9 1 キャメラを持った男たち 関東大震災を撮る 3.5
24 9 1 福田村事件 3.6
25 9 8 禁じられた遊び 3.5
26 9 8 戦慄怪奇ワールド コワすぎ! 3.5
27 9 14 エクソシスト 4.0
28 9 21 パーフェクトブルー 4.0
29 10 1 BAD LANDS バッド・ランズ 3.5
30 10 6 トレインスポッティング 4.0
31 10 6 オクス駅お化け 3.0
32 10 12 ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 4.0
33 10 25 白石晃士の決して送ってこないで下さい 3.5
34 11 1 ドミノ 3.5
35 11 1 トンソン荘事件の記録 3.0
36 11 1 リゾートバイト 3.3
37 11 23 ロスト・フライト 4.2
38 12 1 ナポレオン 3.6
39 12 1 エクソシスト 信じる者 3.2
40 12 24 劇場版 SPY×FAMILY CODE: White 3.8
41 12 27 TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー 3.8
42 12 27 ヘル・レイザー 3.8

以上が劇場で見た作品です。評点は見た直後につけたもので、2.5〜3.0が普通、4.0以上が傑作というぐらいの、緩めの基準と判断でやっています。評点が低くついているのもありますが、低いから出来が悪いとか嫌いとかという単純な話でもないので、まあなんとなくの目安程度です。

評点の上において最も高かったのは「ロスト・フライト」でした。決して年間ベストに挙げるような、なにか奥深い作品ではまったくなく、見ていて楽しい娯楽アクションという趣でしたが、小さいころにテレビで「ダイハード」を見て映画を見るようになった過去を思い出させてくれた1作でした。その後、ジェラルド・バトラー主演作を立て続けに見ました。今年最後に見るのも、早くもサブスクに来ている「カンダハル 突破せよ」にしようかなと考えています。

唯一、二度劇場に見にいったのは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」。単純に一度だけではいまいち理解できなかったからですが、かなりローカルな世界から一気になかなか見られないような空間まで飛ばしてくれる新鮮さがあったのかなと思います(すでにあまり覚えていない)。

洋邦でいうと洋画の方が高めに出る傾向があるように思いますが、邦画で評点が一番高かったのは「ケイコ 目を澄ませて」と「福田村事件」か。前者は今年の映画ではないですし、後者も話題にはなりましたが、今一つ突き抜けた印象にはなりませんでした。なにせ肝心の殺害シーンがしょぼかったので・・・。アニメ映画もいくつか見にいきましたが、評点トップは「BLUE GIANT」とリバイバルの「パーフェクトブルー」、続いて先日公開の「劇場版SPY×FAMILY CODE: White」。後者はテレビアニメシリーズの劇場版としてはよくできており、好印象でした。

ホラー作品では、リバイバルの「エクソシスト」を除けば、「M3GAN/ミーガン」「Pearl パール」「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」が評点3.8で同率1位。3.8というのは、傑作の基準にしている4の手前ということで、付けやすいんですよね。自分一人でやっていて付けやすいもへったくれもないんですが。並べて考えると、どれも甲乙つけがたい出来、逆に言えばどれか一つが突出していたわけではないですが、現時点で印象が強かったのは、つい昨日見たばかりの「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」ですね。昨日見たばかりだから当たり前ですが。ただ、印象が強いという意味では「Pearl パール」のオーディションのシーンとエンドロールの場面はあまりにも強烈で、記憶に残ります。

なお、旧作は本数も多いのでいちいち挙げるのも煩雑ですが、今年見た中で一番評点を高く付けていたのはヒッチコックの「鳥」でした。今年見たんかいという話ですが、ベーシックな作品も全然見てないんです。最高の作品でした。昨年見た「ミスト」も、「胸糞」と名高いですが、自分は大変楽しめたので、自覚はまったくなかったですが、どうやら自分はパニックものが好きなようです。あとはDVDで見た「ラストキング・オブ・スコットランド」「村八分」、サブスクで見た「2001年宇宙の旅」「エスター」「ひろしま」といったあたりが、評点で4.0を付けていた作品でした。わかるようなわからんようなラインナップです。