なにか書く

なにを書くかは決めていない

2018春アニメの感想

今期は私がアニメを見るようになってからで最も不作なシーズンでした。個人的に忙しかったこともありますが、全然消化が進みませんでした。やらないといけないことがあってもこれだけは見ておかないといけないと思えたのは残念ながらわずかでした。冬がよかっただけにね・・・。来期に期待します(と言いたいところですが来期も危うそうです)。

と、ネガティブなことを書いたところで、今期のレビューをしていきます。いつもと同じように、「とてもよい」「よい」「普通」「よくない」「切った」に分けていきます。

 

【とてもよい】こみっくがーるず

不作の中で輝くきら星その1。ケチのつけようのない出来でした。ざっくり言えば漫画家または漫画家を目指すJKたちが住む漫画家寮でのお話といったところですが、福島県から上京してきたへっぽこ漫画家のかおす、お菓子好きでいっつもドーナツ食ってる小夢、控えめボディのどエロ漫画家(語弊しかない)るっきー、キャラに入り込みすぎてしまうウィングVこと翼と、メイン4人がそれぞれキャラがとても立っていて楽しかったです。しっかり2期の可能性を残した終わり方をしていたので、当然2期を期待します。

かおすを演じたのは赤尾ひかるさん。メインはもちろん、ちゃんと名前のついた役でまともにアニメに出演するのはほとんどはじめてに近いんじゃないかと思いますが(「ソード・オラトリア」かなにかに出演していた記憶はあります)、とてもよかったです。なぜこれまで活躍の機会がなかったのかというくらい、まったく違和感がなく、振り幅の大きいキャラをしっかりと演じていたように思います。今後の活躍が期待されます。小夢、琉姫、翼役はそれぞれ安心と実績の若手声優たち。また、途中から登場した怖浦先輩は上田麗奈さんが演じていましたが、こういう声もできるのかと意外に思いました。やっぱり「だんないよ」みたいな声が印象に残っていますね。

 

【とてもよい】ヒナまつり

不作の中で輝くきら星その2。今期はこの2トップだけと言っても別にいいと思いますが、この2つがあることでだいぶ助かりました。ヒナののっぺりとした顔と演技はなんとも言えずいい味を出していました。軽快なテンポのコメディで、毎回楽しんで見られました。ごくたまにいい話をぶっ込んできますが、それはそれでアクセントになっていました。最終話はなんですかね。Aパート終わりでエンドロールが入って「もう終わるんかい!」と思わせといて、Bパートは3年後に話になり、マオが出てきて「こっちの話も終わるのか」と思ったらまたなんか微妙に中途半端なところで終わり、若干もやっとしたというのか、これで終わるんかい!という感じがw 原作はよく知らないのですが、高校編もあるみたいなことを本渡上陸作戦で言っていたと思いますので、こちらもやはり2期を期待します。

ヒナ役のCVは田中貴子さん。今作ではじめて触れましたが、癖になるような演技でした。ただ、キャラの特性上、これでうまいのかうまくないのかはあんまり判断できませんでしたが・・・w 新田役の中島ヨシキさんもはじめてでしたが、いいツッコミでした。ていうか、これはどちらかというと原作者だと思いますが、と言いつつ原作は見ていないんですが、表情もセリフも描き方もギャグとしてすごくよかったです。このシーンで中腰になっているのなんて感嘆しますねw 瞳役は本渡楓さん。今期は「こみっくがーるず」「ヒナまつり」と、いずれも主人公ではありませんが当たりに恵まれています。

 

【とてもよい】食戟のソーマ 餐ノ皿 遠月列車篇

「とてもよい」最後はこちら。今期はシリーズものでも必ずしも盤石ではないんだなということを気づかされましたが、「食戟のソーマ」に関してはまったくそんなこともなく、むしろ以前よりもおもしろいんじゃないかと思わされたくらいでした。特に、才場が出てきたあたりから俄然おもしろさと熱さが増していきましたね。実際のところ、もうここまで放送されると実食しておはだけするところなんてもう陳腐に感じてしまうぐらいになってしまっていますが、父に支配されていたえりながようやくそこから脱してソーマとともに戦っていくなんて超熱い展開です。さらに最後の方には一色先輩や久我先輩も加わってきて、一色先輩が極星寮を馬鹿にするセントラル側の変な顔のやつに対して言い放ったセリフなんてぞくぞくしましたね。

ただ、相変わらず?ちゃんと終わらせる気のないような終わり方。この展開でえりな様の出番がなく終わっていいんかいと思ったりもして、明らかに次を予感させる終わり方です。期待します。声優陣についてはもはや語ることもないですが、今期はえりな役を休養中だった種田梨沙さんに代わって金元寿子さんが担当。個人的にはまったく違和感を感じませんでした。次やるとしたらどうなるんでしょうね。

 

【よい】魔法少女 俺

ここからは「よい」。まあカオスな話なんだろうなというのは見る前からわかっていましたが、1話を最初に見たときはまったく意味がわからず、3話ぐらいからようやく普通に見られるようになってきました。絵もなかなか慣れず、特にココロちゃんは今でも気持ち悪いと思いますがw ノリが軽いので慣れてからは割とサクサク見進めることができました。

声優陣は全体的にほぼはじめましてな感じ。さき役の大橋彩香さんは「シンデレラガールズ」ぶりでした。あちらではずいぶん泣かせてもらいましたが、コミカルな演技もなかなかよかったです。キャラともよく合っていたと思います。変身後の桜世役は羽多野渉さんでしたが、こんなええ声でなに言うとんねんという感じの気持ち悪さがありました(もちろん褒め言葉)。

 

【よい】ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-

次は「ラストピリオド」。スマホゲーム原作ですが、原作はまったく知りません。本渡楓さんと小原好美さんが出演すると知って1から見ていったら、まあまあ見られたので継続して見ていると結局最後までたどりつきました。内容は特にないけれども絵は好みだしノリも軽いので最後まで見られました。別に悪い作品ではないですが、これがこの位置にあることが今期の不作ぶりを表しているような気がします。ワイズマンとワイズマンによるEDは好きでした。キカザルは見た目的にすごく「ゆるゆり」の千歳と重なって見えました。CVは大活躍中の鬼頭明里さん。一方、ミザルのCVを務めた原田彩楓さんも最近よく名前を見るような気がしています。

声優的には、田村ゆかりさんの演技ってはじめてちゃんと見たかもしれません。ただ今作では特にどうということもなかったですが、むしろかわいいなと思っていたイオナ役が茅野愛衣さんだったことに少し驚きました。こういう感じの声も出すんですね。

 

【よい】あっくんとカノジョ

「よい」の最後はこちら。今期開始時点ではチェックしていませんでしたが、途中からdアニメストアで見はじめました。5分アニメですが、ちょうどよかったですね。極端なツンデレ(?)のあっくんとのんたんの組み合わせ。のんたんのCVは諏訪彩花さんですが、諏訪さんといえば本渡さんとのラジオで素の声を聞いた印象の方が強いので、こういう声を出しているのを聞くとなんかすごく違和感がありますw あっくんの妹役は香里有佐さん。最近知った方ですが、声優では珍しく私の大学の後輩なので、今後チェックしていきたいと思っています(もちろん面識なんてありませんし、そもそも在籍時期自体重なっていませんが)。全然知りませんでしたが、2クール目もあるようで、全然見られる作品なので継続で見ていく予定です。

 

【普通】ウマ娘 プリティーダービー

奇怪な設定でスタートした「ウマ娘」ですが、思っていたよりかは見られる作品でした。なんと言っても絵がかわいい。動きもコミカルだし、演技もよかったんじゃないでしょうか。しかし、のめり込んで見るというところには至りませんでした。消化もかなり遅れ、溜まりに溜まっていましたので見終わるのは最後になりました。

こちらもコンテンツからということで、名前を見れば錚々たるメンツが揃っていますが、メインは和氣あず未さん。個人的には「ブレンド・S」ではじめて見ましたが、結構好きです(ビジュアル的にも)。エルコンドルパサー役の高橋未奈美さんの出番が思ったより多かったこともよかったです。

 

【普通】踏切時間

踏切で起きるショートストーリーのオムニバス。千本木彩花さんが出演されるということで期待していたものの、私の住んでいるところでは放送がなかったので諦めていましたが、dアニメストアで配信されていたので途中から見ました。ほぼ事前情報なく見はじめましたが、千本木さんがメインで出続けるのではなく、基本的には各話でキャラが違うという構成だったので、それは(千本木さんファンとしては)残念でした。最初はテンポのいいコメディという印象で、これはかなり当たりなんじゃないかと思いましたが、途中でだれましたね。最後にまた「真島さんはエロい」と「二人の青春」に戻っていったのはよかったです。ていうか真島さんエロすぎませんか。

 

【普通】あまんちゅ!〜あどばんす〜

この作品は今期がはじまる前の時点では最も期待した作品でしたが、そういう意味では最もがっかりさせられた作品になってしまいました。ダイビング部を舞台とした日常アニメのつもりで見ていましたが、どうやらそうではなかったようです。1期はそんなことなかったと思いますが、2期は途中からファンタジー要素が強くなりすぎて、わけがわからなくなってしまいました。「よく切らずに最後まで見たな」というレベルです。なんか微妙なバランスで成立していたものが崩れたなという感覚も持ちました。

 

【普通】ありすorありす

「普通」の最後は「ありすorありす」です。ファーストインプレッションや中間評価では「ほぼ間違いなく最後まで見る」としていましたが、それは単に5分アニメであり、内容的にも別に害はなさそうだったからにすぎません。シスコン兄と双子の姉妹をとりまく作品ですが、なんかよくわからずにボーッと見ていたらなんかよくわからんうちに終わっていたといったところです。おもしろいもおもしろくないも特になく、5分なので見られた作品と言ってよいでしょう。

 

【よくない】魔法少女サイト

今期唯一の「よくない」。いいクソアニメでした。ストーリーなんて全然おもしろくはないですし、絵も気持ち悪いですが、それでも結構見てしまう「王様ゲーム THE ANIMATION」と同種のクソアニメでした。たぶん今期の中でも最も消化が早く進んだうちの1つに挙げられます。不思議な話ですね。セガールの映画を見るみたいなものです。一番おもしろかったのは、10話で突然OPが中尾隆聖(サイト管理人役)に変わったところでした。

メインどころの声優陣は「今をときめく」といったところで、個人的にはあまり縁がない方が揃っています。朝霧さんのCVは大野柚布子さん。「このはな綺譚」でメインを務めていた方ですが、「このはな綺譚」は途中で切ってしまいましたので、まともに1作品通して見たのははじめてです。特に演技に関する感想はないですが、実写MVのCMを見てちんちくりんだなーと思ったのが唯一の印象です。

 

切った

今期は以下の作品を切りました。「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」は結構期待していたんですが、やっぱりなんか馴染めず、見ようという気にならなかったので、録画だけは毎週しているのですが、切ることにしました。「ヲタクに恋は難しい」も同様です。「立花館To Lieあんぐる」はたしかどこかで知ってdアニメストアで少し見ましたが、これまた厳しかったのですぐに視聴中止に。

 

OP・ED

今期の作品のOP・EDで印象に残ったものをまとめておきます。やっぱり一番は「ラストピリオド」EDですかね。音楽的に好きということは全然ありませんが、非常にキャッチーで頭に残ります。「踏切時間」OPは、実際に放送で流れるところだけを聴いていても悪くないものでしたが、下に挙げた動画で頭から聴いてみるとこんなにいい曲だったのかと気づきました。Apple Musicに入っていたのでこれから聴き込みます。「魔法少女サイト」はクソアニメでしたがOPはよかったです。「ウマ娘」OPはサビのメロディがよい。「あまんちゅ!〜あどばんす〜」OPは「あまんちゅ!」らしく心なごむような曲調です。

 

ワイズマン - ワイズマンのテーマ(「ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-」ED)

 

駒形友梨 - トマレのススメ(「踏切時間」OP)

 

i☆Ris - Changing point(「魔法少女サイト」OP)

 

スピカ - Make debut!(「ウマ娘 プリティーダービー」OP)

 

鈴木みのり - Crosswalk(「あまんちゅ!〜あどばんす〜」OP)