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7月によく聴いた音楽

今月もLast.fmのデータに基づいてよく聴いた音楽をまとめます。が、データを見るまでもなく、7月はOceans Ate AlaskaとMake Them Sufferの月でした。両バンドとも28日と月末にニューアルバムを出しましたが、どちらも傑作で、ここ数日は繰り返し聴いていました。

 

Make Them Suffer - Worlds Apart

どちらもすごくよい出来なので甲乙つけがたいところではありますが、どちらの方がよかったかといえばMake Them Sufferの方が私は好きでした。Make Them Sufferはオーストラリア出身のバンドで、Rise Recordsと契約。私はたしかYouTubeで"Ether"を聴いたのがきっかけで昨年出たOld Souls & Lord of Woeを購入しました。私が好きな「激しくも美しい」系統のデスコアです。ギターのフレーズやメロディに特徴的なものを感じますが、サビに時折入る女性ボーカル(今はキーボードの人が担当している模様)がとてもよいアクセントになっています。

今作Worlds Apartはそうしたバンドの特徴がいかんなく発揮されています。どの曲もいいですが、特に好きなのは上に埋め込んでいる"Save Yourself"。若干既視感(既聴感?)がある気もしないではないですが、サビはほんとにこのバンドって感じが出ていてとてもよいです。語彙力の欠片もない評価でした。

 

Oceans Ate Alaska - Hikari

一応次点という位置づけになりますが、イギリスのOceans Ate Alaska。Fearless Recordsと契約しています。名前が特徴的なこともあって(今風?)、バンド自体については以前から知っていましたが(と言っても2015年にデビューアルバムを出したばかりで今作はまだ2作目)、正直あまり良い印象はありませんでした。個人的にデス系は好き嫌いが結構分かれるのですが、攻撃的なギターサウンドなどは好みではあるものの、トータルとしてはあまり好きな方ではありませんでした。

しかし先行公開されていた"Escapist"を聴くと非常によかったので、アルバムを楽しみにしていました。このバンドは2作目の製作にあたってボーカルを交代させています。そのためかわかりませんが、今作Hikariは非常にハマりました。"Escapist"はもちろん、3曲目の"Covert"もとてもかっこいいです。

ところで、今作はアルバムタイトルからして日本を意識していますが、曲名にも"Benzaiten"や"Hansha"といった形で日本語が使われています。彼らの説明曰く、

イギリス・バーミンガム出身のテクニカルメタルバンドの2枚目のフルアルバムHikariは、英語に翻訳すると「光」を意味し、彼らの現在の考え方を表すもので、バンドの音楽的なボキャブラリーの大きな進歩を示すものです。この11曲入りのアルバムは、サムライの神話に根ざした歌詞や音楽のテーマをベースとし、伝統的な日本の楽器とOceans Ate Alaskaのダイナミックな熱情を融合しています。究極的には、HikariとはOceans Ate Alaskaにとっての、そしてヘヴィミュージック全体にとっての新たな「光」を意味するものなのです。

ということのようです。まったくよくわからんw

よくわからないといえば、2曲目の"Sarin"もそういう経緯でネーミングされたのかどうか。YouTubeにアップされた動画のコメント欄などを見ても、英語圏の人々が即座に意味を理解できるほど一般的に使われている言葉ではないようですし(そりゃそうですよね)、もしかしたら(サリンという言葉自体はもちろん日本語ではないものの)そういう意図で付けられたのかなと思ったりもします。まあ考えすぎかもしれません。

・・・などと考えていたら、Oceans Ate AlaskaのFacebookに普通に書いてありました。サリンとは「日本の毒物の一種で、この曲の歌詞全体を通してメタファーとして使うことにした」そうです。いや別に日本のではないけど・・・w

 

その他のバンド

他によく聴いたのはMiss May I、Life Awaitsあたりですが、このへんはすでに以前に書いていますので割愛。残念な事故もありましたので、Linkin Parkもよく聴きました。7月に知ってよく聴いたのでいくと、DayseekerとNorthern Ghostの2つです。どちらもSpotifyのRelease Radarで知りました。前者はSpinefarm Records、後者はTragic Hero Recordsからのリリースです。まだそこまで聴き込めていないので、今後聴いていきます。

あとWage Warも新曲が公開されていました。新譜が8月4日にリリースされるとのことで、デビューアルバムもまだ最近出たばかりのような感覚ですが、アルバムメドレーを聴くだけで佳作の予感がしてくるので、リリースが楽しみです。

August Burns Redも新曲が出ています。ニューアルバムは10月6日とのこと。下に挙げるTriviumとともに最も好きなバンドの1つなので楽しみです。

あとついさっき確認しましたが、今日Triviumの新作がアップされていました。めっちゃええやんけ、やっぱTriviumかっこいいなぁ〜とか思いつつ見ていましたが、同時に思ったのは、またドラム替えたんかい!ということ。どうしようもないですね。まあ仕方ない。

 

こうやって見ていくと非常に豊作というか充実した7月でした。8月は、先ほど書いたように4日にWage Warが、25日にEskimo CallboyやLeprousがリリース予定です(Wikipediaより)。ちなみに9月にはArch Enemy、10月にはABRだけでなくNe Obliviscarisもリリースするようですので、しばらく音楽的には充実した生活が過ごせそうです。