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なにを書くかは決めていない

2017春アニメの感想

7月に入り、春アニメが終わって夏アニメも概ね第1話がはじまったころかと思います。夏アニメは今のところちょっと微妙な感じがしていますが、それを考えると春アニメはよかったなあと感じます。というわけで、ここでは春アニメの感想を順位付きで書いていきます(同列での評価が難しい5分アニメの「シンデレラガールズ劇場」は除きます)。

 

1位

春アニメで個人的に一番よかったのは「ひなこのーと」です。緊張してすぐに固まってしまい、かかしになってしまう女の子が演劇をやるために上京、下宿先や学校の皆との経験を通じて成長していく・・・というお話ですが、こう言ってしまうとなんですが、ストーリーはどうでもいいんです。「ひたすらかわいい」の一言に集約されるような作品で、その意味においてはハズレの回はまったくありませんでした。

もちろん、そういう感じですので、あまり高く評価しない人も大勢いるであろうことは容易に想像できますが、個人的にはそんなに難しいことをアニメに求めているわけではなく、30分間楽しめればそれでいいと思っているので、そういう観点からは「ひなこのーと」は十分期待に応えてくれる作品でした。とりわけ最終回は秀逸。特になにかが起きるわけでもなく、まったくなにもオチてはいませんでしたが、この作品の終わり方としてはぴったりだったのではないかと思いました。

ところで、えらくエロが多いなとは思っていましたが、一部で「すけべのーと」とか言われているのは放送が終わってから知りました。なるほどと思いつつ、別にだから1位にしたわけではないということは強調しておきますw

 

上位群 

一応順位順にツイートを埋め込んでいますが、かなり僅差なので「上位群」という括りで取り上げます。このあたりは評価が難しいところです。「アリスと蔵六」と「エロマンガ先生」は本当に僅差という感じですが、後者は意外と紗霧がデレるのが早かったなという印象で、そのときはやや意外に思いました(協力して作品を作り上げるというところに主眼があったのであればそりゃそうなりますが)。しかし後から登場したムラマサもいい味出していましたね。前者は当初もっとファンタジー色が強いのかと思っており、事前の期待値はあまり高くなかったですが、キャラも立っていてとても楽しめました。蔵六の孫の早苗は春アニメの中でも好きなキャラの1つです。

そして「アリスと蔵六」については、高橋未奈美さん好きとしては第2部からたかみなを出してくれてありがとうと言いたいw こうやって見ると、2位も3位もたかみなの出演作品です。だから順位を上にしたわけではありませんが。「アリスと蔵六」は最終話もしっかりと物語を締めるような内容で、とても好印象でした。2位にふさわしいと思います。

月がきれい」は非常に評価が難しい。もっと上の順位にしても全然いい作品ですが、毎週毎週悶えさせやがって・・・ということで4位w 純愛モノというのはまったくアニメに期待するものではありませんが、なんとなく見はじめて、結構ハマってしまいました。透明感とでも言うのでしょうか、ストーリーやキャラの描き方は非常によかったです。文学少年と運動部の少女という組み合わせもよかったですね。主人公の水野茜役の小原好美さんは、この作品まで知りませんでしたが、素晴らしい演技でした。この作品を最後まで見ることができた1つの要因です。夏アニメでもメインを張っていますし、今月からの「ラジオどっとあい」のパーソナリティも務めるということで、今後も注目ですね。ただ、この作品に関してはCパートの必要性がまったくわかりませんでした。そこはマイナスです。

 

中位群

ここからは中位群。「武装少女マキャヴェリズム」は高田憂希さんきっかけで見はじめたもので、最初はいまいちよくわかりませんでしたが、回数を重ねていくにつれておもしろくなっていきました。納村役の畠中祐さんもよかったですね。唯一残念だったのは番組ラジオのつまらなさでした。

ソード・オラトリア」は2回見ました。最初、本編の「ダンまち」を未見の状態で見たときの印象としてはもっと下の順位でしたが、本編を見てから見ると物語の理解度も印象もまったく変わります。ようやく物語に入り込めた気がしました。なので2回目の印象で言えば上位群に入れても全然いい作品でしたが、やはり本編を見ないとわからないというのはちょっとアレなので、このあたりが順当かなと。

恋愛暴君」はなにも考えずに見て楽しめる作品でした。それだけに後半の微妙なシリアス展開で個人的にはやや失速した印象がありますが、消化もさほど遅れることなく毎週楽しんで見られました。 「クロックワーク・プラネット」はアンクルちゃんのかわいさ、これに尽きるw アンクルちゃんが出てきてようやくちゃんと見るようになりました。千本木彩花さんは「ガーリッシュ ナンバー」に続いて2作品目ですが、こんな感じもできるんだなと思いましたね。ただ全体的に顔の描き方があまり好きではありませんでした。上下からぐちゃっとプレスをかけたみたいな平べったさというかw

 

下位群

下位群は2作品。著しく消化が遅れた作品と言い換えてもいいでしょう。「サクラクエスト」はそれなりに期待していたのですが、可もなく不可もなく。絵はまあ綺麗ですが、特段設定や展開に深みがあるわけでもなく、どこを見ればいいのかよくわかりませんでした(「ひなこのーと」をとにかくかわいいそれだけでいいとか言ってたやつがなにを言ってるんだという感はある)。こんな調子でとりあえず1クール目は最後までいけそうだけど2クール目の最後までいける自信がないな・・・と思っていましたが、結局1クール目が終わったタイミングで切りました。

GRANBLUE FANTASY The Animation」は絵が綺麗というだけでなんとか最後まで来ました(なんか最終話はえらく雑に見えましたが)。ストーリーも別に悪くはなかったような気もしますが、それほど引きつけられるものもなく、結果として消化が遅れてしまいました。最後の方はキャラが増えまくって、挙句の果てに最終話はグランが出てこないという展開で、ゲームをプレーしていない私としてはちんぷんかんぷんでしたので、まあ最下位で妥当かなと思います。

 

視聴中止

ここからは途中で視聴中止したもの。上2つについては特に書くことはありませんが、「すかすか」は最終話目前の11話で切りました。あんまり入り込めなかったんですよね。途中から切るかどうか迷っていたんですが、このまま見てもたぶん30分無駄にするだけだなと思い、11話で切ることにしました。

 

 

といったところで、春アニメは完走が10作品ということで、なかなかよかったのではないでしょうか。個人的に1クールでこんなに同時並行的に見たのははじめてだったので、よう見たなという感じがします。おもしろい作品が多かったです。